そもそも、不耐性って?
不耐性とは「特定の食物を適切に消化ができない」状態のこと。うまく消化されないと食物中のタンパク質が 残ってしまいます。このタンパク質のかけらを身体が「敵(異物)であると認識」してしまうと炎症を引き起こし、 体内で様々な問題や症状が発生します。また、アレルギーと同じようにどの食物に対して不耐性を持つかは それぞれ違ってきます。普段食べているものは本当の意味で体に合ったものでしょうか。
お腹が弱いのは不耐性のせいかも
不耐性で実際どのような症状が見られるのでしょうか。
不耐性は消化と深く関わっているので、胃腸症状は想像が
つきます。一方で、胃腸以外にも実に多くの場所で症状を
引き起こすことが知られています。ここでは通院が多い
ランキングに沿って代表的な症状を見ていきましょう。
食物アレルギーと食物不耐性
食物アレルギーおよび食物不耐性は食物有害反応の種類です。毒性などの他の種類の 食物有害反応とは異なり、「正常な」食品に対する異常反応の例です。ペットも人間も 体の構造は同じなので、普通の食べ物で予期せぬ副作用を起こした場合、食物アレルギーと 考えがちですが、食物不耐症である可能性があります。痒みのために皮膚疾患と 診断された犬は最大24 % 、猫は最大21%が食物アレルギーや不耐症と診断されています。
"両親ともにアレルギー・ 不耐性がある場合に赤ちゃんに遺伝する確率は8割、
ママからの遺伝が6~7割、パパからの遺伝が5~6割と言われています。"
この数値は人のものですが犬や猫も例外ではありません。
全てのアレルギー・不耐性が後天的で0歳から蓄積されたものだけではない
ということを知る必要があります。